形状記憶合金の加工・販売・少量試作もお受けします | 株式会社 吉見製作所

0562-48-3890

営業時間:平日9:00〜17:00

医療・航空・農業など、
様々な用途での開発をサポートします。

試作開発

試作開発にあたって 記憶熱処理に関して

弊社へのお問い合わせで多いものの一つに「形状記憶熱処理ってどうやってやるの?」というご質問がございます。形状記憶合金の記憶熱処理の方法には各社ノウハウがあり、弊社も詳細を開示する事はできませんが、一般的な方法をご紹介したいと思います。

(一社)形状記憶合金協会編著の「トコトンやさしい形状記憶合金の本」(日刊工業新聞社)には「記憶させたい形状に拘束して400℃から500℃の温度に加熱する」とあります。他の文献などでもそのような記載が多いようです。

弊社で販売しております未記憶線も上記の条件で熱処理する事によって、記載してあります変態点(Af)に「だいたい近い値」で形状記憶熱処理できます。「だいたい近い値」と申し上げたのは、熱処理の条件によってAf点は大きく変える事ができるからです。何℃でどれだけの時間加熱したか、加熱速度・冷却速度などにより、Af点は変化します。細かいことを申し上げるとその他の熱特性、AfだけでなくAsやMf、Ms、変態するときの発熱・吸熱量など、熱処理条件により様々な熱特性が少しづつ変化します。形状記憶合金を扱う会社さんは各社ノウハウを駆使してお客様のご希望の物性になるよう、条件を少しづつ変えて記憶熱処理を行っています。

まずは上記の温度で数10分~1時間程度加熱後、急冷してみてください。それで変態点Afは「だいたい近い値」になるはずです。